お葬式について
普段、お仏壇には何をお供えすればいいですか? |
宗派によって若干の違いはありますが、基本的には次のようなものがあります。 ・香の煙に乗って、仏様に来ていただく ・香の香りは隅々に行き渡ること から、仏の慈悲が差別なく行き届くことを表すなどがあります。お線香についた火を消す際には、息をふきかけないようにします。これは、生臭さを嫌うためのことで、仏扇を使うかお線香を振って消すようにします。 花主に日本の花をお供えしますが、洋花でもかまいません。花の表側を礼拝する人に向けます。ただし、毒々しい色の花、毒をもつ花、トゲのある花、悪臭を出す花などは避けます。 灯燭 (とうしょく)お仏壇にお参りする際には、必ずローソクに火をともします。光には仏前を明るくするという以外に、仏の偉大な知恵の光、慈悲の光をあらわすという意味があります。ローソクの火を消す際にも、息をふきかけないようにします。最近では、安全面からローソクの形をした豆電球を用いることもあります。 浄水大清浄の徳をたたえて供えるとされるもので、仏壇を礼拝する人の心を洗うという以外に、餓鬼道に落ちた方でも水だけは飲むことができるとされています。なお、真宗では浄水・湯茶をお供えすることはしません。 飲食日常私たちが食するのとおなじ食べ物をお供えすることで、仏様と私たちが結ばれていることをあらわします。毎朝家族の食事の前に、ご飯をお供えするのが「仏飯」、故人の命日や法要の際に、故人の好物だった料理などをお供えするのが「霊供膳」です。ただし、肉・魚などの生臭いものや、ニンニク・ニラなどの匂いがきついものは避けます。 |
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法要は何のために行うのですか? |
法要とは、仏さまを供養するという意味の仏教用語で、追善供養ともいいます。 |
年回法要とはなんですか? |
亡くなった年の翌年におこなう、初めての祥月命日の法要を一周忌、その翌年におこなうのを三回忌といいます。これは、三年目を迎えるという意味があるため、三回忌といいます。以後、命日から数えて満六年目の祥月命日におこなうのが七回忌、同様に、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌と続きます。地域・宗派によっては、二十三回忌、二十七回忌をあわせて二十五回忌を行うところもあります。 |
御霊前と御仏前の違いは? |
一般的に、四十九日の法要までは「御霊前」をつかい、その後は「御仏前」を使います。これは、四十九日の忌明けが過ぎて初めて成仏すると考えられているためです。 |